ヨーガの実践行(瑜伽行)
インド伝統のヨーガを行っています。『ヨーガ・スートラ』や『ゲーランダ・サンヒター』などのインドのテキストから佐保田鶴治博士や本山博博士などが体位法を再構成し、現代に蘇らせたものに基づいて行っています。このような伝統的なヨーガ、ハタヨーガの修行法の中から30分で行える呼吸法をメニューとし、これにセロトニン呼吸法(有田秀穂博士提唱)の要素を加味して、ヨーガでは閉眼を基調とするのに対して、開眼で行います。定期的にその脳波の測定と経絡の電位の測定を行います。こうしたデータを基に内容分析を行います。
気功の実習
この気功の研究会は日本一指禅功研究会理事の仁科義介師(写真参照)の指導の下に、脳波などのデータを集めて研究することを目的としています。「一指禅功」は元々インドから禅定方法を中国に伝えた達磨が少林寺において面壁九年の座禅をしたと伝わり、その後慧可が中国式武術を統合して、一種独特の修練法である「一指禅功」を創作したことに起源をもつと伝わっています。日本における一指禅功の普及は、1987年に南少林寺系の闕阿水師はこの素晴らしさを一般に弘めるため還俗し、その弟子の黄仁忠師がさらに一般化し、秦渝生師が日本気功協会で講座を持ったことに始まります。詳しくは「一指禅功」に関するホームページをご覧下さい。
経典読誦
サンスクリット語の『般若心経』などのオリジナルテキストをインド伝来の読誦方法によって皆で唱えます。加えて、脳波計や経絡の計測を行うことにより、科学的なデータを合わせて研究に用いています。写真はオックスフォード大学教授アーチャールヤ・ディヴァーカル(Diwakar Acharya)先生が所属するオックスフォード大学オールソールズカレッジの研究室で唱え、その脳波を計測した際の様子です。
和太鼓
和太鼓を実際に演奏することによってうまれる心の状態を脳波計や経絡の計測を行うことにより、科学的なデータを合わせて研究に用いています。写真は、日本各地で活躍する若手太鼓奏者の中から、林英哲の音楽に共鳴する実力者がそろう太鼓ユニット・英哲風雲の会で活躍する田代誠師が20分に及ぶ独演を、また主任研究員佐久間と共に「六大響」を演奏し、その脳波を計測した際の様子です。